雨漏り・漏水調査で「赤外線カメラ」が活躍!浸水状況や原因の特定方法やメリット・注意点まで解説

漏水・雨漏りの多くは、住宅の構造部を浸水経路とします。
そのため、浸水の原因を正確に特定するには壁や天井の一部の取り壊しを必要とするケースも少なくありません。
しかし、このような作業を伴うと内装の復旧工事も大掛かりになり、費用や手間が増えてしまいます。
そこで近年注目されているのが、「赤外線カメラ」を使った漏水・雨漏り調査です。
建物を壊すことなく非破壊で浸水状況を調べられるため、効率的かつ負担の少ない調査方法として広く活用されています!
この記事では、赤外線カメラを使った調査の特徴やメリットについて詳しく解説いたします。
また、赤外線カメラを使用した調査における注意点や向いているケースについてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください!
そのため、浸水の原因を正確に特定するには壁や天井の一部の取り壊しを必要とするケースも少なくありません。
しかし、このような作業を伴うと内装の復旧工事も大掛かりになり、費用や手間が増えてしまいます。
そこで近年注目されているのが、「赤外線カメラ」を使った漏水・雨漏り調査です。
建物を壊すことなく非破壊で浸水状況を調べられるため、効率的かつ負担の少ない調査方法として広く活用されています!
この記事では、赤外線カメラを使った調査の特徴やメリットについて詳しく解説いたします。
また、赤外線カメラを使用した調査における注意点や向いているケースについてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください!
目次 【表示】 【非表示】
- ●漏水・雨漏り調査で活躍!「赤外線カメラ」とは?
- -赤外線カメラを使用した漏水・雨漏り調査の方法
- -目に見えない水の動きを「温度差」で可視化!
- ●赤外線カメラを使用した漏水・雨漏り調査のメリット
- -①非破壊で建物を傷つけない
- -②目には見えない浸水状況を把握できる
- -③スピーディで効率良く調査が出来る
- ●赤外線カメラを使用した浸水調査の注意点
- -調査結果が「天候条件」に左右されやすい
- -構造や素材によっては調査が向いていない
- -調査には調査員の知識・経験も必要不可欠
- ●どんな時に向いている?赤外線カメラの調査が適しているケース
- -内装を壊さずに調査したいケース
- -大型建造物における雨漏り調査
- -断熱材や水道トラブルの調査にも活躍!
- ●赤外線カメラ使用した調査は「雨漏り専門赤外線調査.com」にお任せください!
漏水・雨漏り調査で活躍!「赤外線カメラ」とは?
建物で発生する雨漏りは見た目では判断できないケースも多く、原因箇所を正確に特定するには専門的な調査が必要となります!
そうした中、近年注目を集めているのが「赤外線カメラ」を使用した調査です。
「サーモグラフィカメラ」とも呼ばれるこのカメラは、被写体のわずかな温度差を色の変化で分かりやすく表示する機能を備えています。
はじめに、赤外線カメラの特徴や漏水・雨漏り調査の方法についてご紹介いたします!
そうした中、近年注目を集めているのが「赤外線カメラ」を使用した調査です。
「サーモグラフィカメラ」とも呼ばれるこのカメラは、被写体のわずかな温度差を色の変化で分かりやすく表示する機能を備えています。
はじめに、赤外線カメラの特徴や漏水・雨漏り調査の方法についてご紹介いたします!
赤外線カメラを使用した漏水・雨漏り調査の方法

赤外線カメラが雨漏り調査に使われる理由は、「温度差を捉えて異常を見つける」という独自の仕組みにあります。
一般的に雨水が建物内部に侵入すると、その部分の表面温度が周囲より低くなることが多いです。
赤外線カメラはこのわずかな温度差を検知、色分けして映し出すことで内部の浸水状況を視覚的に把握できます。
このように、建物の状態を「温度」という新たな視点から読み取ることができる点が赤外線カメラの大きな特長です。
一般的に雨水が建物内部に侵入すると、その部分の表面温度が周囲より低くなることが多いです。
赤外線カメラはこのわずかな温度差を検知、色分けして映し出すことで内部の浸水状況を視覚的に把握できます。
このように、建物の状態を「温度」という新たな視点から読み取ることができる点が赤外線カメラの大きな特長です。
目に見えない水の動きを「温度差」で可視化!


こちらは、赤外線カメラで雨漏りが発生している天井部を撮影した画像です。
天井全体が「赤」「黄」などで描写される中、不自然に「青色」で描写される箇所が存在します。
この青色部分こそ周囲と比較して温度が低下している部分であり、内部で浸水が生じている範囲です。
雨漏りや漏水は、必ずしも目に見える場所に現れるとは限りません。
天井や壁の裏側で静かに広がっていたり、素材に吸収されていることで外からは確認しづらかったりすることも多くあります。
赤外線カメラは、そういった「見えない水分の状態」を表面温度の違いという形で浮かび上がらせます。
天井全体が「赤」「黄」などで描写される中、不自然に「青色」で描写される箇所が存在します。
この青色部分こそ周囲と比較して温度が低下している部分であり、内部で浸水が生じている範囲です。
雨漏りや漏水は、必ずしも目に見える場所に現れるとは限りません。
天井や壁の裏側で静かに広がっていたり、素材に吸収されていることで外からは確認しづらかったりすることも多くあります。
赤外線カメラは、そういった「見えない水分の状態」を表面温度の違いという形で浮かび上がらせます。
赤外線カメラを使用した漏水・雨漏り調査のメリット
それでは、赤外線カメラを雨漏りや漏水調査に使用するメリットはどこにあるのでしょうか?
以下に、それぞれのメリットを詳しくご紹介いたします。
以下に、それぞれのメリットを詳しくご紹介いたします。
①非破壊で建物を傷つけない

赤外線カメラ調査の最大の魅力は、建物を壊さずに内部の状態を調べられる「非破壊調査」である点です。
目視による雨漏り調査では天井や壁を一部解体して内部を確認するケースもありますが、赤外線カメラを使えばそのような作業は不要です!
建物に余計な負荷をかけることなく状態を保ちながら調査ができるため、施工後の復旧作業も必要ありません。
特に賃貸・共有物件などでは建物を傷つけない調査方法が求められる場面が多く、赤外線調査はそうしたニーズにも答えられる調査方法です!
目視による雨漏り調査では天井や壁を一部解体して内部を確認するケースもありますが、赤外線カメラを使えばそのような作業は不要です!
建物に余計な負荷をかけることなく状態を保ちながら調査ができるため、施工後の復旧作業も必要ありません。
特に賃貸・共有物件などでは建物を傷つけない調査方法が求められる場面が多く、赤外線調査はそうしたニーズにも答えられる調査方法です!
②目には見えない浸水状況を把握できる
雨漏りは、発生場所と実際の原因が大きく異なるケースも少なくありません。
たとえば、天井にシミが出ていても原因がその真上にあるとは限らず、水は建物の構造内を伝って全く別の場所から入り込んでいる場合もあります。
赤外線カメラは表面温度のわずかな差異を高精度に捉えることができるため、目視ではわからない水の動きや隠れた異常箇所を検出することができます。
高い精度で目には見えない浸水規模・経路を把握する事が可能です!
たとえば、天井にシミが出ていても原因がその真上にあるとは限らず、水は建物の構造内を伝って全く別の場所から入り込んでいる場合もあります。
赤外線カメラは表面温度のわずかな差異を高精度に捉えることができるため、目視ではわからない水の動きや隠れた異常箇所を検出することができます。
高い精度で目には見えない浸水規模・経路を把握する事が可能です!
③スピーディで効率良く調査が出来る
赤外線カメラは広範囲を一度に撮影可能で、短時間で効率よく調査を進める事が出来ます。
また、赤外線カメラさえ用意してしまえば、特別な道具や準備も必要ない事もメリットです。
赤外線カメラは調査は、「精度が高い」だけでなく「効率的」な調査方法としても注目を集めています。
また、赤外線カメラさえ用意してしまえば、特別な道具や準備も必要ない事もメリットです。
赤外線カメラは調査は、「精度が高い」だけでなく「効率的」な調査方法としても注目を集めています。
赤外線カメラを使用した浸水調査の注意点
ここまで、赤外線カメラのメリットを中心にご紹介させていただきました。
しかし、一方で赤外線カメラを使用した浸水調査にもいくつかの注意点があります!
次に、赤外線カメラの注意したい特性や使用上の注意点について詳しく解説いたします。
しかし、一方で赤外線カメラを使用した浸水調査にもいくつかの注意点があります!
次に、赤外線カメラの注意したい特性や使用上の注意点について詳しく解説いたします。
調査結果が「天候条件」に左右されやすい

赤外線カメラを使用した注意点としてまず挙げられるのが、「天候条件」に左右されやすい点です。
特に雨天時には注意が必要で、雨が降ると建物全体が濡れてしまうことで雨漏り箇所特有の「局所的な温度差」が周囲にまぎれてしまいます。
このような状況下では赤外線カメラが本来捉えるべき温度の異常の検出が難しく、正確な診断が出来ません。
赤外線カメラによる調査は、できるだけ安定した気象条件のもとで実施することが重要となります。
特に雨天時には注意が必要で、雨が降ると建物全体が濡れてしまうことで雨漏り箇所特有の「局所的な温度差」が周囲にまぎれてしまいます。
このような状況下では赤外線カメラが本来捉えるべき温度の異常の検出が難しく、正確な診断が出来ません。
赤外線カメラによる調査は、できるだけ安定した気象条件のもとで実施することが重要となります。
構造や素材によっては調査が向いていない


赤外線カメラは非破壊で浸水状況を可視化できる非常に有効な調査方法ですが、全ての建物に適しているわけではありません。
たとえば、「金属製の外壁や屋根(例:ガルバリウム鋼板)」は赤外線を反射しやすく、カメラが正確な温度差を捉えにくい特性があります。
また、隣家との距離が近いのケース(狭小地)では、そもそも外壁の広い範囲を撮影する事も難しいと言えます。
建物の構造や使用されている外装材の特性を十分に確認し、最適な調査方法を選定することが重要です!
たとえば、「金属製の外壁や屋根(例:ガルバリウム鋼板)」は赤外線を反射しやすく、カメラが正確な温度差を捉えにくい特性があります。
また、隣家との距離が近いのケース(狭小地)では、そもそも外壁の広い範囲を撮影する事も難しいと言えます。
建物の構造や使用されている外装材の特性を十分に確認し、最適な調査方法を選定することが重要です!
調査には調査員の知識・経験も必要不可欠
赤外線カメラの性能を最大限に引き出すには、使用する調査員の技量も必要不可欠です。
温度差のある画像をただ撮影するだけでは、不十分な調査で終わってしまいます。
たとえば、被写体の温度は以下の様な条件によっても変わってきます。
・建物の材質や構造の特性
・撮影時の天候・気温・日照条件
・建物の内外での温度差の影響
そのため、部分的に温度が低下しているからといって、安易に内部で浸水が生じていると判断してしまうのは危険です。
調査をする上では赤外線カメラの特性はもちろん、材質や住宅構造の知識も大切です。
赤外線カメラ調査の精度は、機材よりもむしろ調査員の知識・技術力に掛かっていると言えます!
温度差のある画像をただ撮影するだけでは、不十分な調査で終わってしまいます。
たとえば、被写体の温度は以下の様な条件によっても変わってきます。
・建物の材質や構造の特性
・撮影時の天候・気温・日照条件
・建物の内外での温度差の影響
そのため、部分的に温度が低下しているからといって、安易に内部で浸水が生じていると判断してしまうのは危険です。
調査をする上では赤外線カメラの特性はもちろん、材質や住宅構造の知識も大切です。
赤外線カメラ調査の精度は、機材よりもむしろ調査員の知識・技術力に掛かっていると言えます!
どんな時に向いている?赤外線カメラの調査が適しているケース
赤外線カメラ調査は、建物を傷つけることなく目に見えない雨漏りの原因を突き止めることができる非常に有効な調査方法です。
ここでは、特に赤外線調査の効果が発揮されやすいケースについて具体的にご紹介します。
ここでは、特に赤外線調査の効果が発揮されやすいケースについて具体的にご紹介します。
内装を壊さずに調査したいケース

お住まいやお店、オフィスなどで「内装をできるだけ傷つけたくない」という場合、赤外線カメラは非常に適しています。
赤外線カメラを使用すれば、内部の状況を知るために天井や壁を剥がしたり部分的に解体したりする必要はありません!
特に、アパート・マンション・営業中のテナントなどでは、建物に手を加える調査は大きな負担になります。
非破壊調査が出来る赤外線カメラは、建物だけではなく生活や営業への影響を最小限に抑えながら浸水原因を探る事が出来ます。
赤外線カメラを使用すれば、内部の状況を知るために天井や壁を剥がしたり部分的に解体したりする必要はありません!
特に、アパート・マンション・営業中のテナントなどでは、建物に手を加える調査は大きな負担になります。
非破壊調査が出来る赤外線カメラは、建物だけではなく生活や営業への影響を最小限に抑えながら浸水原因を探る事が出来ます。
大型建造物における雨漏り調査

一般的に、建物の規模に比例して雨漏り調査に掛かる手間は大きくなる傾向にあります。
広い範囲を一度に撮影・調査できる赤外線カメラであれば、そうした場合も効率的にに調査する事が可能です。
特にアパート・マンション・工場などの調査では、部屋数も多く構造が複雑で雨漏り調査も難航しやすいです。
調査精度とスピーディさが両立できる赤外線カメラは、そうした調査にピッタリです!
広い範囲を一度に撮影・調査できる赤外線カメラであれば、そうした場合も効率的にに調査する事が可能です。
特にアパート・マンション・工場などの調査では、部屋数も多く構造が複雑で雨漏り調査も難航しやすいです。
調査精度とスピーディさが両立できる赤外線カメラは、そうした調査にピッタリです!
断熱材や水道トラブルの調査にも活躍!

雨漏り調査で有効活用される赤外線カメラですが、じつはその他の住宅調査においても有用な場面があります。
その一つとなるのが、断熱材の調査です。
例えば、断熱材の一部欠落している場合、その部分は外気温の影響を受けやすくなることで外壁や室内の表面温度に差が生じます。
赤外線カメラで撮影すると断熱不良の箇所が明確に映し出されるため、内壁を剥がすことなく施工ミスや劣化箇所を特定することが出来ます。
また、壁内や床下の給水管・排水管から水が漏れている場合にも、赤外線カメラが有効です。
漏れた水が周囲の温度を変化させるため、その影響が画像として色の違いとして現れます。
お住まいの調査において、赤外線カメラは想像以上に幅広く活躍してくれます!
その一つとなるのが、断熱材の調査です。
例えば、断熱材の一部欠落している場合、その部分は外気温の影響を受けやすくなることで外壁や室内の表面温度に差が生じます。
赤外線カメラで撮影すると断熱不良の箇所が明確に映し出されるため、内壁を剥がすことなく施工ミスや劣化箇所を特定することが出来ます。
また、壁内や床下の給水管・排水管から水が漏れている場合にも、赤外線カメラが有効です。
漏れた水が周囲の温度を変化させるため、その影響が画像として色の違いとして現れます。
お住まいの調査において、赤外線カメラは想像以上に幅広く活躍してくれます!
赤外線カメラ使用した調査は「雨漏り専門赤外線調査.com」にお任せください!
今回は、「赤外線カメラ」に焦点を当てて、その特長や活用方法についてご紹介しました。
建物を壊すことなく、スピーディに雨漏りや漏水の原因を探ることができる赤外線カメラは、非常に実用性の高い調査方法です。
一方、使用されている建材や調査日の天候によっては調査が不向きな場合があります。
また、単に「温度が低い場所を特定すればよい」という訳ではなく、実際の被害状況を把握するためには調査員の技術・経験も必要不可欠です!
「雨漏り専門赤外線調査.com」では、実績・経験豊富な専門スタッフが現地調査をさせていただきます。
雨漏り原因のピンポイントな特定~最適な施工方法のご提案・解決までしっかりとご対応させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください!
建物を壊すことなく、スピーディに雨漏りや漏水の原因を探ることができる赤外線カメラは、非常に実用性の高い調査方法です。
一方、使用されている建材や調査日の天候によっては調査が不向きな場合があります。
また、単に「温度が低い場所を特定すればよい」という訳ではなく、実際の被害状況を把握するためには調査員の技術・経験も必要不可欠です!
「雨漏り専門赤外線調査.com」では、実績・経験豊富な専門スタッフが現地調査をさせていただきます。
雨漏り原因のピンポイントな特定~最適な施工方法のご提案・解決までしっかりとご対応させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください!