小平市大沼町にて木造3階建ての天井に発生した雨漏りを赤外線カメラで調査
東京都小平市大沼町にお住まいのお客様より、「物置部屋の天井から水が滴り、コップ1杯ほどの水たまりができてしまった」とご相談をいただきました。
雨漏りが発生したのは初めてとのことです。
お住まいは1989年築の木造3階建てで、これまでに2度の屋根塗装を実施されています。
建物への影響を抑えながら雨水の浸入経路を探るため、赤外線サーモグラフィを用いた非破壊調査を行いました。
室内の天井に雨染みが発生
室内に入ると、天井には大きな雨染みが広がり、水分の影響で内装クロスが裂け、剥がれかけていました。
広範囲にわたって水分の影響が及んでいると考えられます。
この状態を放置すると、クロスの浮きや剥がれが広がるだけでなく、下地のボードが劣化し、崩落する恐れもあります。
さらに、湿気の多い環境ではカビが繁殖しやすくなり、ダニの発生や健康被害につながる可能性もあるため、早めの対処が必要です。
屋根裏にも雨漏りの痕跡(雨染み)を確認
点検口から屋根裏へ入り、構造材の状態を調べると、梁や野地板などの木部には、上部から水が伝ったとみられる雨染みが残っていました。
木材に染みが見られることから、過去に雨水がこの位置まで浸入した可能性があります。
ただし、染みだけでは発生時期や浸入経路までは特定できません。
目視できる範囲では、著しい木材の変形や深刻な腐朽は見られませんでしたが、被害の拡大を防ぐためにも、雨水の浸入を早急に食い止める必要があります。
赤外線カメラで調査
続いて、雨漏りの痕跡が見られた屋根裏周辺を赤外線サーモグラフィで撮影し、表面の温度分布を調べました。
この機器は、建物を解体せずに表面温度の違いを可視化できるため、雨水の浸入経路を探る際に役立ちます。
撮影した熱画像では、周囲の黄色やオレンジ色に対し、木部の一部が青色で表示されていました。
こうした温度差には、水分の蒸発による冷却などが影響している可能性があります。
目視調査の結果と熱画像を照らし合わせることで、雨水の浸入が疑われる箇所を絞り込んでいきます。
屋根・その他箇所の調査
屋根に上がって表面の状態を調べたところ、全体的に退色が目立ち、紫外線や風雨による経年劣化が進んでいる状態です。
さらに近くで観察すると、前回の塗装時に設置されたタスペーサーの周辺が塗膜で塞がれ、雨水の排出に必要な隙間が十分に確保されていない箇所が見られました。
それだけでは雨漏りの原因とは断定できませんが、屋根材の重なり部分で排水不良が生じ、雨水の浸入につながった可能性があります。
▼ワンポイント:屋根塗装における「縁切り」の重要性
スレート屋根の塗装では、屋根材の重なり部分に雨水を排出するための隙間を確保することが重要です。
この作業を「縁切り」と呼び、タスペーサーなどの部材を使って隙間を維持する方法もあります。
塗料で隙間が塞がれると、屋根材の内側に入り込んだ雨水が排出されにくくなり、下地への浸水につながる恐れがあります。
雨漏りを防ぐためにも、屋根の状態に応じた適切な施工方法を選ぶことが大切です。
調査結果とご提案
現地調査では、屋根材の重なり部分が塗料で塞がれている箇所が見つかり、雨水の排出不良が雨漏りに関係している可能性が考えられました。
原因を特定するには、散水試験などによる追加調査が有効です。
屋根材の経年劣化や既存の塗膜の状態も踏まえると、部分補修だけでは再発のリスクが残ると判断しました。
そこで、既存屋根の上から新しい屋根材を施工する「屋根カバー工法」をご提案しています。
屋根の状態や下地の健全性を踏まえて適切に施工することで、防水性の向上が期待できます。
また、既存屋根を撤去する工法と比べて、解体に伴う廃材を抑えられる点もメリットです。
天井に発生した雨漏りでお悩みなら「雨漏り専門赤外線調査.com」へ
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当社では赤外線サーモグラフィを活用し、目視調査などと組み合わせながら、雨水の浸入経路を探ります。
建物をむやみに傷つけることなく、被害状況に応じた調査方法をご提案しています。
雨漏りの兆候に気づいた際は、被害が広がる前にお気軽にお問い合わせください。