雨漏り修理はどこに頼むのが正解！？依頼業者を選ぶポイントやそれぞれのメリットを解説！

ある日突然、天井からポタポタと水が…
そんな雨漏りトラブルが起きたとき、早めに専門業者へ相談することがとても大切です。

でも、いざ相談しようと思っても、
「建ててもらった工務店やハウスメーカーに連絡すべき？」
「それとも、雨漏り修理を専門にしている業者に頼んだ方がいいの？」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなお悩みをお持ちの方に向けて、雨漏りの相談先を選ぶときのポイントや「工務店・ハウスメーカー」と「雨漏り専門業者」の特徴やメリットについてわかりやすく解説していきます。
また、雨漏り被害が発生した際の初期対応についてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください！

雨漏り修理はどこに頼む？「築年数」が重要なポイント！

雨漏りが発生した際、「どこに相談すれば良いのか分からない...」とお悩みになる方も多くいらっしゃると思います。
また、特にお住まいを建てられた「工務店・ハウスメーカー」と「雨漏り修理の専門業者」の２つで迷われる方が多い印象です。

そうした中、雨漏り修理の依頼先を選ぶ上で非常に重要なポイントとなるのがお住まいの築年数です！
ここでは、「築10年以内」と「築10年以上」のケースに分けて、それぞれのおすすめのご相談先をご紹介いたします。

①築10年以内のケース：工務店・ハウスメーカーが基本

お住まいが築10年以内であれば、まずは家を建てた工務店やハウスメーカーにご連絡されるのが基本となります。
その大きな理由として挙げられるのが、「住宅瑕疵担保責任保険」の存在です。

この保険は、万が一施工不良などの瑕疵が発生した場合に保証される制度です。
保証期間は一般的に10年となっており、雨漏りの原因が瑕疵によるものであれば修理費用の負担をする事なく修理対応を受ける事が出来ます。

また、実際に家を建てた業者であれば、住宅の構造や使用されている建材、設計上の特徴を把握しているため、調査から修理まで一貫した対応が期待できます。
ご相談をされる際は、事前に建築当時の資料や保証書類を準備しておくとスムーズです。

②築10年以上のケース：雨漏り修理の専門業者を検討

築10年を超えるお住まいでは住宅保証の期間が終了していることが多く、屋根材や外壁材の経年劣化も進んでいます。
そのため、雨漏りの原因が複雑化しているケースも少なくありません。

住宅の浸水被害を根本的に解決するためには、その原因を特定する事が非常に大切です。
雨漏り修理専門業者であれば散水調査や赤外線カメラなど雨漏りに特化した調査に対応できる事も多く、よりピンポイントに原因を特定する事が可能です。

また、原因をしっかりと特定できると言う事は、それに対して最適な施工を行えるということです！
無駄な工事をするリスクが抑えられるため、施工費用の削減にも繋がります。

工務店・ハウスメーカーに依頼するメリット・補償について

前述の通り、雨漏りが発生した際に築年数が10年以内であれば、まず家を建てた工務店やハウスメーカーに連絡するのが基本です。
ここでは、工務店・ハウスメーカーに雨漏り修理を依頼するメリットや、その保証について詳しくご説明いたします。

工務店・ハウスメーカーに依頼するメリット

工務店・ハウスメーカーに依頼する最大のメリットは、建物の構造や施工履歴を把握している事です。
設計図面や工事記録などの情報も社内に残っているため、どの部分に問題が生じやすいかを熟知しているのは大きな利点です。

また、工務店やハウスメーカーでは定期点検やアフターサービスの一環として無償対応を行っている場合もあります。
当然、施工後のトラブルに対する責任感もあるため、丁寧で安心感のある対応が期待できます。

さらに、築10年以内のお住まいで雨漏りの原因が瑕疵にあった場合には、保証を受けられる可能性があります。

瑕疵担保責任と住宅瑕疵保険について

瑕疵担保責任	新築住宅で瑕疵があった場合その保証責任を10年間負う制度
住宅瑕疵保険	新築住宅の欠陥に備える保険。事業者が倒産しても買主が保険金を請求可能で10年間保証される

新築住宅には「住宅の品質確保の促進等に関する法律（品確法）」に基づき、構造耐力上主要な部分および雨水の侵入を防止する部分に対して10年間の「瑕疵担保責任」が義務付けられています。
そのため、施工ミスなどによる雨漏りが発生した場合は、工務店・ハウスメーカーに無償で修理を依頼できる可能性が高いです。

また、ほとんどの住宅ではこの瑕疵担保責任に対応するため、「住宅瑕疵担保責任保険」に加入しています。
この保険は、万が一施工会社が倒産していた場合でも、保険会社が修理費用を補償してくれる仕組みです。

保険をしっかりと活用するためには、

・雨漏りの状況を写真で記録する
・発見した日時や状況をメモしておく
・保証書や保険証券を確認しておく

等の準備が大切となります。

一方、保証期間内であっても台風や地震など自然災害による損傷は対象外となります。事前に契約内容をよく確認しておきましょう！

雨漏り修理に「専門業者」を選ぶメリット

築10年以上が経過した住宅では、家を建てた工務店やハウスメーカーに連絡してもすでに廃業していたり、保証期間が終了していたりすることもあります。
そのような場合にぜひご相談いただきたいのが、私達「雨漏り専門赤外線・非破壊検査.com」をはじめとした雨漏り修理の専門業者です。

次に、雨漏り修理に「専門業者」を選ぶ３つのメリットについて詳しくご紹介いたします。

①雨漏りの「原因」を特定する技術・経験が豊富

雨漏りの原因は、必ずしも目に見える場所にあるとは限りません。
屋根のひび割れやシーリングの劣化、外壁の隙間など、複数の原因が複雑に絡んでいるケースもあります。

そのため、雨漏りの原因調査は住宅で行われる調査の中でも難易度の高い調査として知られています。

そうした中、雨漏り修理専門業者は雨漏りの原因を特定するための技術・経験を豊富に持っています。
雨漏りの傾向や再発しやすい部位に関する知識から、単なる応急処置ではなく「根本的な解決」を目的とした原因の特定・修理が可能です！

②屋根・外壁修理から防水工事まで幅広く対応

前述の通り、雨漏りは住宅の様々な場所で発生します。
そのため、修理の方法も一つではなく原因や状況に合わせた対応が必要です。

ちょっとした補修で済むこともあれば、家全体の傷み具合を見て広い範囲の修理が必要になる場合もあります。

そうした判断ができるのは、雨漏りに関して幅広い知識と経験を持った雨漏り専門業者ならではです。
雨漏りの原因特定から、それに対して最適な施工方法に柔軟に対応できる点も雨漏り修理の専門業者へ依頼する大きな魅力です！

③専門的な調査方法に対応可能

業者によって変わるポイントですが、雨漏り修理専門業者であればより専門的な調査方法に対応できる場合があります。
散水試験と赤外線カメラは、その代表ともいえる調査方法です。

・散水試験
浸水が疑われる箇所に直接水を散水する事で、浸水状況を確認する方法です。
実際の浸水被害を確認できる為、より精度の高い調査が可能です！

・赤外線カメラによる調査
表面温度を確認することで、内部の浸水状況を調査する方法です。
壁や天井を取壊す必要もなく、非破壊で広範囲を確認出来る事が魅力です！

「雨漏り専門赤外線・非破壊検査.com」では、散水試験・赤外線カメラを使用した調査に対応可能です！
ぜひ、お気軽にご相談ください。

信頼できる専門業者を見極める３つのポイント

雨漏り修理の専門業者へ依頼しようと決意しても、「結局、どの業者に相談すればよいの？」と迷ってしまう方も多いと思います。
数多くの業者からより良い業者を選定する上で大切なのは、「本当に信頼できるかどうか」を見極めることです！

そこで、以下に信頼できる施工業者を見極めるための３つのポイントをご紹介いたします。

・雨漏り調査・施工事例の有無
実績の豊富さは、技術力の裏付けになります。
まずは、業者のHPに掲載された施工事例やお客様の声をチェックしてみましょう。

・担当者の対応力
雨漏り調査～お見積もりの作成まで一貫して行う担当者は、信頼できる施工業者を見極める非常に大きなポイントです。
「連絡がスムーズに取れるか...」「疑問点に対してしっかりと答えてくれるか...」など、対応力も確認しましょう。

・見積もりの明確性
「施工費用一式」のみを記載するなど、不明瞭な見積もりを提示する業者も存在します。　
「調査費用」「工事費」「諸経費」などが細かく記載され、内容が明確でわかりやすい見積もりを作成されている事も大切です。

雨漏りが起きたらまずどうする？初期対応の重要性

冒頭でもお伝えいたしました通り、雨漏り修理においては業者選びに時間を要してしまう方も多い印象です。
そのため、「業者選びに時間を掛けているうちに被害が拡大してしまった...」というケースも少なくありません。

雨漏りを発見した際、その被害を最小限に抑えるためには応急処置をはじめとした初期対応が非常に重要となります。

自分でできる雨漏りの応急処置

浸水被害に遭われた状況では早期に業者へ依頼することが理想的ですが、一方で業者の到着までには時間がかかることもあります。
そのため、被害を広げないためにもご自身で応急処置を行う事が大切です。

まず基本となるのが、床に敷物や新聞紙を広げてバケツや洗面器などで水を受けとめる方法です。
天井からのしずくが床に落ちる音が響く場合には、バケツの中に雑巾を入れておくと音や水跳ねを和らげることができます。

また、浸水箇所の下部に電化製品や家具などがある場合には、一時的に非難をさせましょう。
重量や大きさから動かす事が難しい場合には、上からビニールシートを被せてしまう事も有効です。

応急処置後に行っておきたい被害状況の記録

応急処置が一段落した後にぜひ行っていただきたいのが、「被害状況の記録」です。
雨漏りの発生状況を記録しておくことで、業者に修理をスムーズに相談しやすくなります。

また、もっとも大きなメリットとなるのが「保証を請求する際に重要な証拠資料になる」という点です！
たとえば、前述の「住宅瑕疵担保責任保険」はもちろん、火災保険などの損害保険においても被害状況を証明する資料は非常に重要となります。

記録しておきたい被害状況の記録

・被害が発生した日時
　→ 雨漏りに気付いた日時や、その時の天候（豪雨・台風など）

・被害箇所の写真や動画
　→ 天井のシミ、壁紙の剥がれ、床や家財道具の濡れなど、被害の具体的な様子

・応急処置の状況
　→ ご自身や業者によって行われた応急処置の内容

まとめ

今回は、雨漏りが発生したときに「どこに相談すればよいのか？」というポイントに絞ってご紹介してきました。
ご説明したように、相談先としては「工務店・ハウスメーカー」と「雨漏り修理の専門業者」で迷われる方も多いですが、その選び方のカギとなるのが “築年数” です。

特に築10年以内の住宅で雨漏りが起きた場合、原因が建築時の不具合（＝瑕疵）によるものであれば住宅の保証制度（住宅瑕疵担保責任保険など）で無償修理の対象になる可能性があります。
まずはご自宅の築年数を確認し、保証の対象かどうかをチェックすることが、正しい相談先選びの第一歩となります。

また、雨漏り修理専門業者である私達「雨漏り専門赤外線・非破壊検査.com」では、浸水被害の調査～解決に必要な知識・経験を豊富に持っております。
赤外線カメラ・散水調査など精度の高い調査方法にもご対応可能ですので、浸水被害にお困りの方がおられましたらお気軽にご相談ください！